2018年10月16日火曜日

漢方と生薬



皆さん、漢方薬飲んでますか‼︎
今回は、お薬の豆知識を一つご紹介いたします。
そもそも漢方薬の「漢方」とは、日本の江戸期にあるオランダ医学の薬である「蘭方」に対してできた言葉とされています。
そうなりますと、「漢方」は時代背景からすると「清方」とかでも良かったのかもしれません。
しかし、日本の漢方薬の主流は東漢代(後漢時代、BC20年~225年)の張仲景先生の『傷寒雑病論』からの処方でした。その時代の、「方剤」つまり製剤の名称から「漢方」となりました。方剤は、葛根湯・防風通聖散・補中益気湯と言った名称があります。

その「方剤」は、「生薬」の組み合わせによって構成されています。「生薬」は、一つ一つの薬用動植鉱物のことを指します。
人参・葛根・甘草などがそれに当たります。食卓に出るショウガなども生薬なるとショウキョウと名を変えます。

生薬の多くは植物性のものが多い事から、「本草(ほんぞう)」とも称されます。中国では「中薬」と言います。
また、生薬は「炮制(ほうせい)」と呼ばれる加工をします。加工をする事で、毒性を減らしたり、効果を高めたり、冷える作用を弱めさせたりします。

漢方と生薬では、以上のような違いの意味があります。何かの機会に、自慢げに話してみてください。
周りからえらく引かれたら、その時はその時です。



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