2018年10月15日月曜日

痛みの心理と病気の遷延


痛みは心に残るだけではない
痛みは頭痛・腰痛・関節痛などさまざまな痛みが生じます。とても辛い症状ですが、例え痛みの根本的な原因が取り除けたとしても、治った感じがしないこともあります。
これは、痛みが生じたことにより動きについて自分が制限をかけるような行動パターンを生成したことに由来します。

腰痛を例に取ると、急性・慢性関わらずある特定の動きで痛みが出るものとします。治療をしても、その特定の動きに対して恐怖心を抱くことから、その動きをしないという選択肢を取ります。動かないことで、異なる形で症状が発生し、その症状が遷延していきます。

痛みを治療して、その痛みが無くなったからこそ動かして行く事が最良です。動きをする事で、恐怖に対する行動パターンを消していくことが、病気の遷延を予防する方法です。
痛みは心に残るだけではなく、脳の記憶にも残ることになるわけです。
なお、幻肢痛なる症状があります。例えば、足を切断してしまった方が、切断した足の部分に痛みを感じることがあります。ある鍼灸の先生は、足のあった部分に鍼を当てる動作をしたことで治したという、伝説的な話もあります。


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