2018年11月6日火曜日

中医漢方・鍼灸の生理不順や不妊症になりやすい体質傾向


中医の漢方・鍼灸では、生理不順や不妊症になりやすい傾向が分析されています。これらの分析する手法は、歴史的に考えても「跡取りを残す」という貴重な事象から発展していきました。かつて中国は日本と同様に、男子が後を継ぐことから産み分けや診断方法、もちろん妊娠するまでの方法を臨床経験から培ってきました。

不妊は生理不順が全て原因であり、その原因は①七情=感情に由来②外気環境由来③気血の偏り④陰陽の偏りであるとも言われています。
ここでは、生理不順や不妊症になりやすい体質についてご紹介します。

①胃腸の消化吸収の機能が低下している人。
大きくは2種類に分けられます。
1、食事を取るとお腹が張って重くなり、ガスが出やすく消化がうまくいかないタイプ。(実証型)
2、疲れが強く、動くと息が切れてしまいそうになり、動悸が出たりめまいを起こしたりするタイプ。(虚証型)

②冷えが強い人
冬空の寒い中でもスカート(特に短め)を履く。
アイスなどの冷たい食べ物、氷の入った冷たい飲み物が好き。

③熱が強い人
暑がりで、汗をよくかく。(運動なども含めて)

④肥満傾向な人

⑤イライラや心配が多く、考え込みやすくなるなどの気持ちが不安定な人

⑥先天の腎気が不足している人

これらの状態があると、中医漢方・鍼灸では生理不順が起きやすかったり、不妊症になったりする原因と考えています。


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