2018年11月19日月曜日

生理不順の症状



◎現代医学的な大まかな生理不順
以下のような傾向があります。どれも状態を見て、婦人科にかかりましょうという事になります。

頻発月経:1ヶ月に何回も生理がある。基礎体温をつけて、排卵の有無で傾向が異なります。
無排卵性頻発月経:排卵が無い場合
卵胞期短縮頻発月経:低温期が短くて生理から排卵までの期間が短い場合。
黄体機能不全型頻発月経:排卵後から次の生理までの高温期が短い場合。
希発月経:周期が長く39日以上ある生理。
過多月経:生理が8日以上続いたり、大量の血や血のカタマリが出たりする。
過少出血:生理が3日以内で終わったり、2日目でナプキンの交換が必要のないほどの量。


◎中医漢方・鍼灸での生理不順・異常
 不調 イ.痛みの有無、ロ.発熱の有無、ニ.生理周期の前後
不通 イ.痛みの有無、ロ.発熱の有無、ニ.血が少ないor血が滞っているか
他にも
血の色:①薄い赤:血虚 :瘀血 :or冷え
カタマリ:①冷え血虚血積
:少ない:血虚/多い:脾虚or
このような要素を総合的に判断します。







◎異常があっても、大きな影響は無いと中医的に考えられる状態

倒経逆行
生理の時に、通常の生理が子宮から出ずに、吐血や鼻血、目の充血、耳の出血があるもの。
居経
3ヶ月に1回、生理が訪れる。
避年
一年に一回生理がくる。
暗経
一生生理が来ないが、妊娠は出来る。
胎盛
妊娠後も毎月生理が起こり、出産にも影響がない。
漏胎
妊娠して数ヶ月経ち、大量の出血をおこしても胎児に支障が見られない。

これらは性格にも起因するなどと言われて、頑固だったり、自分勝手だったりする人はなりやすいと昔の人は言っていました。
他にも帯下(おりもの)からも病気は見ますが、こちらはまた機会がある時に。

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