2018年7月23日月曜日

冷えは絶対悪か・・・⁉

連休を使い、九十九里浜でろくに泳がず海の家で、ただただ日向ぼっこをしてきた副院長・伊藤です。

ここ最近真夏日が続き、当院にもウナダレルように患者さんがいらっしゃいます。
どうしても、この時期に出てくるパワーワードは「冷え」です。当院のブログでも、体は冷やさないようにということを伝えてきました。この時期の冷えの原因は、エアコンであったり冷製の飲食であったりします。

中医学では、冷えが引き起こすのは「固める、流れを滞らせる」ことです。また冷やすことでの流れが滞ることから「機能低下」があります。そのことで下記の症状が起こりやすいくなるとされています。

・ガン・筋腫などの腫瘍
・不妊症
・更年期障害
・関節炎(中医での風寒湿)
・胃腸疾患 
・喘息・咳 など


中医の一派に火神派と呼ばれる流派があり、その中でも著名な李可先生は「陽虚(冷え)による病が割、陰虚によるものは1割にも満たない」と言っています。
火神派の鼻祖である鄭寿全先生(清代)は、陰陽による体質の見極めが大事としています。

そのため、「冷え」は絶対悪ではなく、体質や状況により見極めと処置が必要ということです。「水は舟を浮かし、水は舟を覆す。」と言われますが、冷えをいかに使うかということです。エアコンが苦手な方でも、最近の気温では体の調子悪くして脱水を起こしてしまっては元も子もありません。中医で、汗は血と源を同じくしますので、過度の発汗を避けるようにしましょう。

対応策
・エアコンは、26℃くらいで設定しましょう。
・脱水予防に、飲み物などで酸味甘味を含むものを取るとよいでしょう。
・直接エアコンにあたる時は、いわゆる手首・足首・首などを守るようにしましょう。

まだまだ暑い日は続きます。体に優しく過ごしましょう。




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