2017年7月28日金曜日

気が落ち込む

気が落ち込むことは、冬であったり、5月病の時期であったりする事が多い。しかし、今のような晴れ間が出ずに、雨が降りそうな天気の時でも気持ちが落ち込む事がある。
気が落ち込むと、やる気が起きず無気力になり、布団から出られなくなり、自殺念慮まで起きる時がある。

この時期の気の落ち込みを「中医」してみた。

やる気が起きない、行動が出来ない、思考がネガティブは、中医的に考えて見ると、「陰」に属する。「ちょっと陰気臭くない?」の「陰」である。「陰」は水であり、静的・女性的・月・地などを象徴する。人は、本来陰陽のバランスが調和して拮抗し合う事で健康的に保たれる。

気の落ち込みでは、陰へのバランスの偏在があり、「陰盛」の状態が起きてしまっている。陰が強ければ、陽を抑えてしまう事になる。つまりは、たき火を大量の水で消すような状態になる。その火に当たる臓腑は心であり、血液と関係したり精神活動にも影響を与える指揮官である。その指揮官が働かないのはよろしくない。

もともと冷え性などを持っている人や、胃腸の弱い人は体に冷えや湿気を溜め込みやすくなる。なおかつ、この時期は湿気が多く日が差し込まない事から、体は余計に水分を溜め込むので火を消し去ってしまう。その為に気の落ち込みが起きる。

今年のこの時期に起きる気の落ち込みを解消するには、少し辛味のあるものを食べ、豆類やお茶類を飲んで余計な水分を出し、生姜を取り温めて体内の太陽として湿気を蒸発させる。暑い時期は自然に心の火は戻るので、まずは余計な水分をなくしていく事がポイントになる。

すこし荒技だが、クーラーを強めにして除湿機をかけるだけでも気持ちが軽くなる。

気持ちと湿気と体重だけは重いのは嫌ですね。おあとが・・・





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