2017年7月25日火曜日

湿邪(しつじゃ)にやられるんじゃ。

気温がお暑くなっておりますが、皆様は夏バテにならずお過ごしでしょうか?

この時期は、暑湿という暑さと湿気を兼ねた時期です。体が重だるくて、食欲も低下して、お腹にも重さがでます。暑さもそうですが、湿気(湿邪)によってだいぶ体がやられます。

こんな時期には冷たいビールを!!と、言いたい気持ちは大いに理解できますが、なるべく控えていただきたいものです。体内温度が40℃近い状態で、10℃くらいの冷たい飲食を取った日には、消化酵素も働かないわ胃の動きが悪くなるわで、そりゃ体の不調もおこしますわ。

中医では胃腸の機能が低下すると、湿気が体の中に溜まり、なおかつ外気の湿気を受けると二重苦になってしまいます。湿気が溜まったまま秋を迎えてしまうと、痰が絡むような咳や下痢などを起こしやすくなります。
そんな予防をするためにも、中国には「三伏」の習慣がありました。肺・背中・お腹を温めて冬に向けて養生しましょうという内容です。こちらの「三伏」で簡単に説明しています。

他にも、湿気を取り除くためにハト麦を使ったり、お腹を温めて水分の代謝を高めるために、ショウガを使ってみることも大事ですよ。秋のためにね。

絵は湿邪にやられたの図です。 
湿邪に負けたくないあなたは、漢方をどうぞ。

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