2018年12月4日火曜日

12月7日大雪です。


降雪が強くなり始める時期で、大は「盛る」に通じているため「大雪」と言われます。
小雪と基本的には養生方法は同じくして、体を温める食べ物を摂取して体を補うのがメインです。ぜひ小雪もご覧ください。

大雪の気候と病気

大雪以降は、気温が下がっていき、風も冷たく雪も舞い散るようになります。
中医では、頭や胸・足といった場所や「首」のつく場所が冷えや風を受ける場所と言われています。頭は「諸陽之会」と呼ばれており、陽気の脈が通るので冷えには強いと言われます。しかし、気温が下がることで血管が収縮、中医では経絡が通らなくなり頭痛やめまいが起こりやすくなります。

また、胸は陽に当たる部分であり冷えを受けてると血が通いにくくなり、心臓の痛みなどが出やすくなります。そして、冷たい空気自体は気が重く下にあることから、足元から冷えが入り、上にあがっていきます。そのことで、足の冷えや、婦人科疾患の月経不順・子宮筋腫などのが起こりやすくなり、胃腸に来れば下痢や腹痛をおこすようになります。

この時期は、帽子や厚手の靴下、強いてはハラマキ、マフラーなどをつけるようにするとのがマストですよ!

そして、冷えると筋肉も硬くなるので、肩こりや腰に痛みを感じるようになります。温かいお風呂で長くは浸からないようにしたり、お灸で温めたりしたり、カイロを使うのも良いでしょう。体を軽く動かすのもおススメです。
体が冷える経絡の流れが悪くなり、寒気を伴う風邪になり易い時期でもあります。そんな風邪の時の小技を1つ。

冬風邪の小技

蘇姜茶
水っぽい鼻水、寒気、体のこわばり、汗が出ない時の風邪に使ってみましょう。
 3分クッキングのテーマを、頭の中で流しながらご覧ください。

材料:シソの葉 12g ショウガ 9g 黒糖 好みで適量
①シソの葉とショウガを600mlの水に入れ、8分ほど中火で煮出す。
➁黒糖を加えて混ぜる。
③熱いうちに飲む。発汗したら症状が軽くなります。

シャワーで大椎アンド大杼・風門
ツボを使う技です。大椎(だいつい)は頚椎7番の下にあり(首を大きく前後に振ると大きく動く一番下の頚椎)、大杼はその横、風門は大杼の下にあります。
そこを、ちょっと熱めと感じる温度のお湯でシャワーを3分ほどかけてあげると、寒気や首のこわばりが楽になります。肩こりにも使ってみてね。
それでは。




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