2019年1月9日水曜日

マイタケにノロウイルスを抑制する効果あり。

朝からそんなニュースがありました。某大学と某メーカーの研究によるとノロウイルスの感染症にマイタケを食べることで、ウイルスが減少したということを「マウス」で突き止めたとのことです。。また、マイタケを食べさせなかったとき、ウイルスの量は増えたそうです。
これは、マイタケに免疫力向上をする作用があるとのことを示唆しています

実はこのブログでも、秋にキノコについて書こうと思ったのですが、「きのこたけのこ選挙」に乗り遅れてボツになった経緯があります。せっかくなので、簡単に中医でのキノコ類の作用について紹介しましょう。ついでに、当院でも増えている、胃腸カゼについても軽く触れておきます。

キノコの話
漢方薬に使われる代表的なキノコ類の生薬は、ブクリョウ(茯苓)・チョレイ(猪苓)・レイシ(霊芝)があります。ブクリョウはマツホド、チョレイはチョレイマイタケとも呼ばれます。
キノコ類の作用を大雑把に言えば、「健脾・安神・利水」があります。脾は気を作るための機関なので免疫力の向上に、神は精神や心理などを表すので鎮静作用つまりは心を落ち着かせる作用があります。また、利水は体の水分代謝を上げるので利尿作用の薬として使われています。足がむくむ!などには有効ということですね。また、薬理作用として免疫力向上から、ガンの進行抑制(抗腫瘍)などにも使われることがあります。

まとめ:漢方薬でのキノコ類には、免疫力向上・鎮静・利尿の効果があるものが多い。

胃腸カゼ
さて、胃腸カゼはおう吐や下痢・発熱などを伴う症状が多く、「鬼の霍乱(かくらん)」で有名な「霍乱」です。コレラなども霍乱の一種です。代表的な処方として、人参湯(理中湯)があり、ビャクジュツ・トウジン・カンゾウ・カンキョウと4種類のシンプルな生薬で構成されています。その中でも特筆すべきは、カンキョウですがショウガを蒸したり乾燥させたものをカンキョウとされています。ショウガには、殺菌作用などもありうまく応用するとよいでしょう。
例えばこんなのどうでしょう?
「キノコのショウガ炒め」的な。おいしく作った方、レシピを公開お願いします。

キノコの話のために、たけのこの里を買った伊藤でした。
それでは。


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