2018年3月24日土曜日

長く花粉症で苦しんでる皆さんへ、姜桂湯。


天気の変化が激しい最近ですが、まだ花粉症で頭を悩ませる事が多くありそうです。
清代・鄭欽安の『医学真伝』に、このような問答があります。

「病気が治ってから、突然鼻水とくしゃみが止まらない!風邪薬で治そうとしたら症状が酷くなったんだけど?」

まるでラジオノDJのようなノリで質問がありました。
鄭欽安先生は、「それは先天的にある陽気が弱って、体の上の方にある水分の抑えが効かなくなったからだよ。」と答えています。

ここでは病後からの症状と言われていますが、陽気を弱らす理由は沢山あります。冷たいものを食べるのが好きな人、体を冷やす状況にある場合、痛み止めの薬の服用が多いなどなど。

さらには、風邪と症状を分けて話をしています。クシャミの連発や水っぱなの鼻水があり発熱・悪寒・頭痛・鼻づまりが伴えば風邪の漢方でも効果、そうでない場合は先天の陽を助けるために温める漢方を使いましょうとあります。

その中で紹介されている処方の一つが「姜桂湯(きょうけいとう)」です。

生姜(ショウガ)、桂枝(シナモン)だけ使います。

割合は、ショウガ3:シナモン1の比率で飲んで見ましょう。ショウガは少し乾燥させたものを使います。
お湯で煮出して飲んで見ましょう。特に、朝昼に飲むのが効果的です。煮出すのが面倒な場合、お茶パックに入れてお湯を注いでお茶代わりに飲んで見ましょう。

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